エネルギーのロスをなくせ!超伝導の電線

超伝導現象を利用した電線が実用化の段階に来ている。



常温では普通の銅線並みの電気しか流れないが、

マイナス161度以下に冷やすと電気抵抗がゼロになり、

一気に電流が流れ出す。


超伝導を利用した「究極の電線」だ。


この電線、幅約4mm、厚さ0.22mmのテープ状。

住友電気工業株式会社(大阪市中央区)が

2004年に開発に成功した。


当時のものより、飛躍的に性能を向上させるとともに

今年の2月には、臨界電流値200Aの高温超電導線の

量産試作を開始している。



現在の銅線では、発電所からの送電で約5%の電気が

失われている。年約500億キロ・ワット時もの電力が

無駄になっている。



その規模は、一般家庭の1000万世帯ほどに相当する。


このロスを少なくするだけで、相当の電力が賄える計算だ。



環境に易しいエネルギーとして風力発電と太陽光発電が

思い浮かぶが、その発電量は、全体の約1%にすぎない。



風力発電は、立地条件や騒音、低周波問題等

実際の建設には解決しなければならない問題が多い。



太陽光発電の弱点は、夜間発電できないことと

蓄電に問題がある。



実用化段階にある「究極の電線」で効率的な送電が

電力不足を解消する近道と思われる。
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